2023/06/27 23:28
【デニムとは】
19世紀半ばにアメリカ・カリフォルニアで起きたゴールドラッシュ。ゴールドの採掘作業という激しい重労働に耐えうるワークウエアが求められ生まれたデニム。
【セルビッジデニムとは】
旧式のシャトル織機を使用して織る生地のこと。
●時間がかかる
生地を織るために熟練された職人が必要で、通常の5倍以上の時間も必要とされている。
●生地巾が狭い
旧式のシャトル織機で織られるセルビッチデニムの生地巾はシングル巾80㎝前後。
現代の高性能な織機で織られるデニム生地巾はダブル巾と呼ばれ約150㎝ほど。
セルビッチデニムは、生地巾が半分ほどしかないため、長さが倍ほどかかってしまう。
●魅力
旧式のシャトル織機で織られるセルビッジデニムは、職人手作業で織ることで織り方が不均等になり、生地表面が凸凹になる。この凸凹が使い込んだ時に絶妙な色落ちを生み出す。
現代の高性能な織機では表現できない、独特の味わいが生まれるのがセルビッチデニムの最大の魅力。
●見分け方
生地の両端のほつれ止め「耳」部分が特徴。
多くがこの部分に赤い糸を使用していたことから、セルビッジデニムのことを「赤耳」と言われる。今は赤に限らず様々な色が使われている。